数年前にヤフオクで16千円で購入した中古HPの470G5は1度使っただけで画面が表示しなくなった。物自体大変きれいで大事に使おうと思っていたら壊れていた。
症状はスイッチ入れると本体の小さい電源ランプが数秒点滅してから消えてあとは音沙汰なし。
おそらく電源ラインのどこかで、電解コンデンサがショートしていると考えて、基盤上のそれらしきコンデンに片っ端からテスター棒を当ててみたけれど、非常に低い値を示すものはあったが、完全にショートしているものはなかった。あてはずれ。
基盤上でしつこくテスター棒を当てていたら、ショートしているNPNトランジスタをたまたま見つけた。
アリエクで同じ品番のTRを注文した。50個で送料込300円。物が届いたら交換しようと思う。ヒートガンがないが、はんだごてだけでなんか交換できると思う。
このトランジスタ、データシート見たら小さいのにPcが800mwとか。ほんまかいな。
TRがショートするには何らかの理由があるはずで、たぶん、その先のICとかの部品が壊れているので、TRを交換してすぐにショートすると思う。
定電圧装置、電流測定装置、オシロ、OSC、サーモグラフィー、拡大鏡、ヒートガン等の道具はないから最初から直せるなんて思っていない。手元にある測定器は中華製激安デジタルテスターだけ。電気知識も中途半端で基礎知識がない。
ではなぜいじるのか。
はんだごて握っていじっているときは、現実逃避できるから。
とはいえ、鬱がひどくなって、部品が届いても半田ごてを握る気になるのはいつになるか自分でもわからない。
60半ばを超えてあと数年で70になる。よく生きてきたなと思う。
最後に楽しく笑ったのがいつだったのか思い出せない。
なにもかもどうでもいいのだけど。